学生の時に、CDで聞いた「Ruhe sanft,mein holdes Leben」が余りにも美しくて、
『Zaide』というオペラに興味を持ちつつ、四半世紀を過ぎて自分が歌う事になるとは!
どの 曲も難曲&試みを感じます。ページをめくる度に驚嘆の思いでした。
歌ってみると、これま たその難しさに悲鳴をあげながら、メンバーの演奏に刺激とパワーをもらって、稽古を重ね て共に作った音楽は、今出来る最大と信じて、歌いました。
夜の女王の心境に繋がる様な、ZaideのAria「Tiger!wetze nur die Klauen」は、歌ってい て血が騒ぐAriaです。この出会いもとても大きなものでした。
いつも感じますが、Mozartの 音楽は、身体や技術や声がクリアになります。クリアじゃなきゃ歌えないというか・・・。
そし て自分の諸々を見透かされているような、啓示を受ける感覚があります。
シンプルに、正直 に、まっすぐに精進しなさい!と言われているような。
なかなか演奏されない『Zaide』には、Mozartの試みも感じられる貴重な音楽が詰まってい ます。この出会いに感謝です。
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